分数・小数を勉強するときに知っておくべきいくつかの重要なポイントは何ですか ?
以下は、小学校5年生が分数・小数を勉強する際に知っておくべきいくつかの重要なポイントです。
分数の基本的な考え方
- 分数は、1つの数を複数の等分した部分に分けたうちの、何分の何かを表す表記方法である。
- 分母は、全体を等分する数であり、分子は、そのうちのいくつかの部分を表す数である。
- 分母は0になることはできない。
例:$\frac{2}{5}$は、全体を5等分したうちの2つを表す。
分数の計算
- 分数の足し算・引き算は、分母が同じ場合は分子を足したり引いたりし、分母が異なる場合は、分母を同じにしてから計算する。
- 分数の掛け算は、分子同士、分母同士をそれぞれ掛けて計算する。
- 分数の割り算は、分数を逆数にしてから、分母同士、分子同士をそれぞれ掛けた式にする。
例:
- $\frac{2}{5}+\frac{3}{5}=\frac{5}{5}=\frac{1}{1}$(同じ分母)
- $\frac{2}{3}+\frac{1}{4}=\frac{8}{12}+\frac{3}{12}=\frac{11}{12}$(分母を同じに)
- $\frac{3}{4}\times\frac{2}{5}=\frac{6}{20}$(分子同士、分母同士をそれぞれ掛ける)
- $\frac{3}{4}\div\frac{2}{5}=\frac{3}{4}\times\frac{5}{2}=\frac{15}{8}$(逆数にして掛ける)
小数の基本的な考え方
- 小数は、整数部と小数部で構成される表記方法である。
- 小数点以下の桁数が多いほど数値は小さくなる。
例:0.25は、整数部が0、小数部が25である。
小数と分数の相互変換
- 分数を小数に変換するには、分子を分母で割る。
- 小数を分数に変換するには、小数部を分子に、10の累乗の数を分母にする。
例:
- $\frac{2}{5}=0.4$(分子を分母で割る)
- $0.4=\frac{4}{10}=\frac{2}{5}$(小数部を分子に、10の累乗の数を分母に)